スーパーカブ2

書籍レビュー書籍レビュー
スーパーカブ2
6.3

ストーリー

5.8/10

キャラクター

7.2/10

読みやすさ

5.2/10

読了感(満足感)

6.0/10

続きを読みたい

7.5/10

いいところ

  • 新キャラ登場
  • 小熊と礼子の関係
  • カブは生活の一部
  • 礼子のハンターカブ

悪いところ

  • 全体的に防寒がテーマ
  • 装備品のイメージがわきづらい
基本情報 
ジャンル:青春、日常
著  者:トネ・コーケン
イラスト:博(ひろ)
レーベル:スニーカー文庫
ページ数:約250ページ

概要

山梨県北杜市を舞台に、女子高生の小熊(こぐま)と愛車スーパーカブ50の日常を描く。
2017年5月に刊行され、2020年6月現在は6巻までが刊行されている。コミカライズもされており、さらにはスタジオKAIによってアニメ化が予定されている。

あらすじ

季節は秋。文化祭もある。小熊がスーパーカブに乗り始めてから最初の冬が来ようとしていた。小熊と礼子は冬に備えてカブに乗るための準備をしていく。

カブは好きだけど、ただカブに乗るだけのお人形になった覚えは無い。
私たちはカブを祀って拝んでいるわけじゃない。

本文より引用

まとめ

新キャラ恵庭 椎(えにわ しい)
本作3人目の名前のあるキャラクター恵庭 椎が登場する。
なにげに作中では初めてのフルネーム。小熊と礼子よりも小柄で140センチそこそこの身長。文化祭の準備をきっかけにして徐々に仲良くなっていく。

小熊と礼子
前作よりも仲良くなっているようで、一緒に行動することが増えている。
やり取りを読んでいると、長年連れ添ったパートナー同士のように感じられる。互いに気を使っている様子がなく微笑ましい。基本無口な小熊が行動で語る描写や、淡々と口にする言葉が楽しい。

ハンターカブ
冒頭から礼子がダメになってしまったMD90(郵便カブ)からCT110(ハンターカブ)に乗り換えている。

MD90(郵便カブ)

MD90(郵便カブ)
引用元:https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/e/ed/Postal_SuperCub.jpg

CT110(ハンターカブ)

CT110(ハンターカブ)
引用元:https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/7/7c/Honda_TRAIL110_CT110_Hunter_Cub.jpg

MD90も山道を走れる仕様にしていたとはいえ、カブというくくりの中では一番のチョイスで、それでいて礼子っぽい選択。私も実際に走っているのを見たことがあるが、アップマフラーが映えていて、ワイルドな見た目とエンジン音がかっこいい。1巻の終わりに礼子も嘆いていたが、現在は残念ながら生産が終了している。

防寒がテーマ
バイク乗りにとって冬は天敵だ。そんな寒さや雪に対する対策がメインになる今作。

私にとってバイクだけが交通手段ではない。寒いし雪が積もることがある。という理由で冬は冬眠させている。
つまり防寒に対する興味があまりないのだ。ウールなどの素材の話や、ハンドカバーやウインドシールドといったもの便利や重要性がいまいち私にはわからない。
などの理由で残念ながら、椎を含んだ日常パートと後半の四分の一くらい以外は読んでいて退屈だった。

しかし、椎と相棒も加わって今後の展開が非常に楽しみである。

コメント

タイトルとURLをコピーしました