最悪の食事

雑談

雑談です。今回は私の「最悪の食事」について綴っていきます。一般的に下記のような理由がマイナスイメージの食事の例だと思います。

最悪な食事のイメージ
・作ったもの、作ってもらったものがおいしくなかった
・おいしいとすすめられて食べに行ったお店がおいしくなかった
・値段や雰囲気が自分に場違いなお店だった
・苦手、嫌いな人と一緒になった

私の場合、一番下に近いもので、

です。

当時私は新卒採用で入った地元の会社を1年未満で退職(実質クビ)しており、リーマンショックも重なっていたために途方に暮れていました。実家暮らしなので父親からの風当たりも強かったです。そんな状況でも誰にでも平等に誕生日は来るんですよ。そんな私の誕生日の日の話です。

回転寿司で外食することになったので、いつものお寿司屋さんに家族で行きました。外から店内を覗くと、夕食時のピークということもあり順番待ちになりそうです。そんなことを考えていると、雨で濡れていたこともあり、うっかり入り口で滑って盛大に尻もちをついてしまいました。体をさすりながら入店し、順番を待つことに。

順番を待っていると、見覚えのある人がお店に入ってきました。少し前まで働いていた会社の上司(部長)とその妻らしき人です。

完全に沈黙。後、自動的に社交辞令のあいさつ。

家族にこの元上司のことを説明し、順番が来たので席に着きました。カウンター席でした。
気を取り直してお寿司を食べていると、まさかの元上司が隣に・・・。再び社交辞令の会釈・・・。

確かに混んでいて次から次へとお客さんをさばかなければならないお店側の都合もわかりますよ。わざわざ私の誕生日という、今日この日この時に束になって降りかからなくてもいいじゃないですかね?。そしてなぜ私は横並びのカウンターの中で、一番端っこの席を選んでしまったのでしょうか・・・。

元上司がいたのは左隣だったのですが、右利きにもかかわらずに体は自然とやや右向きになりました。そこからはお寿司を取る。口に入れる。噛む。呑み込む。お茶をすする。お寿司を取る・・・。の繰り返しです。もちろん味なんかしませんよ。私は左隣との席との間に強固なコンクリート壁を築くことに全神経を尖らせているのですから。

元上司は私たちより先に食べ終えたらしく、私に軽く声をかけて去っていきました。その瞬間コンクリート壁は消え去り、お寿司の味がカムバックしました。お茶もおいしいです。

と、まぁ、こんなことがありました。いい思い出にはこれからもなることはないでしょうが、話のタネにでもなっていただけたら幸いです。

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